県が開設している24時間365日対応の相談窓口「にんしんSOS埼玉」の事業を請け負って下さっている認定NPO法人「ピッコラーレ」さんを訪問しました。
ピッコラーレさんは今年度から始まった県の「妊婦緊急一時受入れ事業」のコーディネート業務も請け負い、居所なし妊婦の居場所「ぴさら」の運営もされています。
相談の30%は10代からで、相談内容の60%~70%は妊娠したかもしれないという不安にまつわるものである一方、病院も行かず誰にも相談できずに臨月まで迎え、駆け込み寺のようにやってくる方もいるとのこと。
また、住民票がないと産婦人科での受診券も得られず、居所なしの「漂流女子」たちにとってはそもそも行政サービスが使いにくく、制度はあっても抜け落ちてしまう社会福祉の現場からの切実な声を感じました。
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