昨日に引き続き、公社事業対策特別委員会で公民連携の先進事例である岩手県紫波町の「オガールプロジェクト」を視察。JR紫波中央駅前の町有地10.7ヘクタールを中心に、都市と農村の新しい結びつきを創造した都市整備事業です。
具体的には役場庁舎、図書館、子育て応援センター、飲食店やクリニック、ホテル、バレーボール専用アリーナ、フットボールセンター、保育園、事務所、木質チップを燃料に熱供給するエネルギーステーション、産直マルシェ、住宅などがあり、いわゆる一つの「まち」が広がっています。
特徴は、未利用の町有地であったため、岡崎正信氏というキーマンを中心とした町民が主体となったプロジェクトである点。公からの補助金をできるだけ抑えるため、想定賃料から逆算して建設費を計算し、地元企業施工で資金も地産地消を実現している点・・・
「おがる」は紫波の方言で「成長」を意味しています。持続可能な「まち」であるために時代の変化に負けず成長していく気概、そしてそれを支えるシステムがしっかりと機能していると学ばせていただきました。
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