東北視察の2日目は山形県東根市にある「まなびあテラス」へ。
図書館、美術館、市民活動支援センター、公園、カフェが一体となった交流拠点です。特徴はPFI事業であること。公共施設に民間活力を導入したことで、施設全体が綺麗で、維持管理も効率的で行き届き、提案されるサービスは想定以上であったとのこと。(東根市では消防庁舎や小学校もPFIで手がけています。) 図書館は自動貸し出し、自動返却、予約本も人を介さず受け取ります。その分、職員さんは問い合わせに注力できるとのこと。
美術館は市民作品から一流作品まで扱っており、今日の展示は黒須和清さんのペーパークラフト展でした。一枚の紙から2.5次元の立体的な作品が誕生する発想の豊かさに感動。また、美術館の特徴として、市民も作家と共に制作体験ができるようなイベントが多数企画されています。
そして、小、中、高校生から大人まで150人弱が登録しているサポーターズクラブがあり、図書の整理から美術作品の解説までボランティアスタッフとして活躍しているのも印象的でした。職業体験の役割まで担っているわけです。
市民と一体となり施設が運営されていることが随所に感じられたハイレベル、ハイセンスな「まなびあテラス」。埼玉県でも上尾運動公園の再整備が県初のPFI事業となります。総務県民生活委員会で今回のまなびを生かしたいと思います。
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