埼玉県立近代美術館の企画展「田中保とその時代」を観てきました。岩槻ご出身で、家業の金融業が傾いたことを機に18歳で移民としてシアトルに渡米し、パリで成功する一方、日本を想う気持ちは強く、日本で認められたいと願いながら、結局は一度も帰国できずに第2次世界大戦が始まった年に亡くなったとのこと。
油絵の持つ柔らかさと、光の当たり方によって全く印象が変わってくる不思議さがとても奥深く、また風景画のもの悲しさとは対照的に、描かれた女性達の色彩の美しさが印象的でした。
再放送ですが、
25日(日)NHK(Eテレ)「日曜美術館」20:45~21:00
で紹介されるそうです。
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